ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

長男の部屋を片付ける夢

あまり夢は見ないのだが、珍しく、今朝の二度寝で夢を見た。

一人暮らしをしている長男のアパートで片付け作業をしている。長男はいなくて、長男とは疎遠な感じの知人と少し話しをしている。こちらから送った(現実には送っていない)山芋がたくさん入った箱が置かれていて、予想したほど散らかってないなと少し意外に感じながら、雑多な工具類などを片付けている。夢の中では、長男がどうしているかがわからない状態。でも不安とか悲しみは感じていない。ただ、淡々と片付けている。

少し前に読んだ小説にあった、長男を突然死で失った話と、昨日読んだ友達になっていた元カレを自死で失った人の話を読んだ影響かと思う。悲しくないのは、ありえないことという否定の意味なのだろう。

大学4年と社会人6年でもう一人暮らしが10年になる。なんだかんだと帰省してくるし、顔が見えるFacetimeで近況報告は聞いているし、どちらかといえば外向的な性格なので、あまり心配してこなかったが、どんな暮らしをしているのか、どんな人間関係の中にいるのかは断片的にしか知らない。職場の話は出てくるが、友だちの話が少ないなと改めて気付いたりする。

かと言って、親が状況を把握しても、してやれることはあまりない。彼が自分の人生を生きるしかない。親が知るためではなく、彼のためにもっと話を聞くことが数少ないできることかもしれない。