1年ぐらい前に2/3まで読み終えて中断した実践Vimを読み直している。前回はVimに慣れておらず、それぞれのノウハウの何がうれしいのかが今一つ理解できていなかったが、最近になってようやくノウハウが必要な感覚になってきた。今年の目標はVimのソースコードを読み始めることなので、どんな機能があるかを正確に知っておきたいという意味もある。
もともと、Emacs派で20年近く使ってきた。が、Stallmanの"事件"が起きてFSFの対応を含めて何だかなと思ったことや、宗教戦争と揶揄されるもう一方を知らずにいるのは不幸かもと考えたりしたことをきっかけにVimを使い始めた。エディタのモード切替えとIMEのOn/Offの組合せの4状態を渡り歩くVimの操作性に慣れるのは一苦労で、あと何年か後だったら、頭がついてこれなかったかもしれない。
昔なら2ちゃんねるの掲示板で情報収集するのだが、今はEmacsもVimもSlackがあって、ものすごい量の情報が飛び交っている。それぞれのコミュニティの雰囲気が少し違っているのも面白い。
素直にVSCodeを使えばもっと楽なのはわかっているのだが、右手をカーソルキーに移動する10㎝が許容できずにいる。それよりもWindowsでないLinuxを楽しみたいようにちょっと異質なEmacsやVimを楽しみたい気持ちが大きな理由だと思う。
今回、再読を始めて原著の2nd Editionが出ていることに気付いた。Vim8に対応したようだが、Vimのユーザ数からすると翻訳がでるかは微妙なところ。