ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

城の崎にて、小僧の神様 志賀直哉

城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)

若いころに文庫で何度も読んでいるのだが、また読みたくなった。

中学1年の夏休みに、国語が弱いですねとの先生の指摘で問題集をたくさんやったのだが、その中のいくつかの問題が"城崎にて"を題材にしたものだった。死んだ蜂と生きている自分との対比というような論点での問題が出ているのだが、少しずつ引用部分が違っているため、論点も少しずつずれる。別の問題で知っている知識を反映すると答えが変わってくる問題もあり、少し混乱したことを覚えている。その後、文庫で全体を読んで"答え合わせ"をしたが、"模範解答"には必ずしも正しくないものもあったような気がする。