ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

断片的なものの社会学 岸正彦

断片的なものの社会学

100分de名著 ディスタンクシオンの案内役として知った著者の社会学に関するエッセイ集。

読み始めてすぐに気づくのは、静かさ。若い頃に読んだエッセイにはこういう静かさを感じるものが多かった。Web以後の文化としてわかりやすくていねいでないとダメな風潮になって、こういう静かな文章が減ってしまったように感じる。自分の書く文章もどちらかといえば静かなものだと思うので、性に合うのかもしれない。