ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

UbuntuでのGNOME端末の文字レンダリング

fcitx5-mozcの仕組みを調べたくなって、生活環境をUbuntuに移行している。それで気になりだしたのがGNOME端末での文字のレンダリング。24"FHDの低dpi環境でのアンチエイリアスによる文字のかすれ具合がきつめで目が疲れるように感じる。

少し前までの生活環境だったWindowsレンダリングがここ数年に大幅に改善されたため、Ubuntuでのこのレンダリングが許容できなくなったという相対的な問題なのかもしれない。

代替案としてXfceやCinamonをLive環境で試してみたら、これら2つはほぼ同じレンダリング(GTK2風なのかも)で許容範囲であることがわかったのだが、システムの再構築は荷が重い。

いっそのこと4Kディスプレイ化してお金で解決するかとも考えてみたが、2年前に4Kディスプレイを試した時の「スリープ復帰後にウインドウが縮小されて左上に集められてしまう問題」が再発しないかなどの心配事もあって費用以外の点でも二の足を踏む。

何とかUbuntuで済ませる方法がないかを試行錯誤した結果、GNOME端末のColor設定をTango darkに変更してVimのcolorscheme設定を削除し、VimをTango darkで表示することで妥協点をみつけることができた。表現が難しいが、アンチエイリアスのかすれが色の明度差が小さい配色により適切にぼかされた結果、目の疲れに至らないという状態。この設定がGNOMEのデフォルトなので、本来はこういう設計だったのだろう。

以前読んだ記事で、LinuxのColor ThemeがGNOMEなどのデスクトップ環境のデザインを破壊する問題が語られていたが、こういう問題も含まれているのかもしれない。