ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

キッチンの水栓の動きが重い(止めねじが外せない:その2)

昨日の朝時点では、六角穴付き止めねじをなめてしまったために2mmの六角レンチが空回りするという推定だったのだが、メーカから出荷された後は誰も触らないはずの止めねじが破損しているということは、メーカでねじを壊して出荷していることになり、考えにくいなと再検討。

手持ちの2mmの六角レンチの精度が悪く(=細い)て空回りしているという仮説を立てて、仕事が終わってからホダカで1本売りの高めの六角レンチを買ってきて試してみた。すると、六角レンチがきっちりはまってトルクをかけることができた。手持ちの六角レンチが不良品だったというのが結論。

二面幅の寸法をノギスで測ってみると、手持ちレンチは1.9mm、ホダカで買ってきたレンチは2.0mm。微妙な差のようだが、5%違うことになるので影響は大きい。さらにJIS B4648での二面幅規格は2.00~1.96mmなので手持ちレンチが規格外であることが確認できた。

今回の教訓は、「安物の工具は精度が悪いものがあるので確認せよ」ということ。JIS規格から0.06mm(3%)外れていることがわかれば、高精度であるはずの1本売り工具での試行の優先順位が高くなっただろうなと思う。いろいろな情報を無料で調べられる今なのだから、まず調べて考えることが重要だなと再認識した。

さらに言えば、幾何学的な計算をしたら0.06mmの違いの影響を評価できるのかもしれない。週末に元気があればやってみたいと思う。