ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

認知症予防には他人と話すこと

PresidentのWeb記事に、認知症予防には人と話すことという記事があった。認知症の父にデイサービスに行ってもらうための説明も、他人と話をするのが進行を遅らせる最善の方法と言っているので、自分の中では常識になっている。

ではそれが実行されているかというと、全くそうではない。常時在宅勤務の現状では、平均で2日に1回程度の電話やTeams会議での会話がほぼ全て。出社していてもあまり人と関わらない仕事をしているので、"おはようございます"と"お疲れさま"しか口にしなかった日も珍しくはない。更に、組織統合と上司の連続交代の結果、上司との繋がりも希薄になって、気楽という点では良いのだが、"他人と話す"はほぼ全くできていない。

一方、プラベートでは3週間に1回程度の買い物でレジ担当者と必要最小限の言葉を交わす程度で、家族以外との会話はほぼ皆無の状況。この状況で仕事を退職すると、認知症予備軍への仲間入りは間違いないことになる。

その状況下で、記憶力はゆっくりだが確実に失われている実感があって、何らかの行動が必要なのは明らか。

ではどうするかを考えてみて思いつくのは以下の対応。

・仕事のやり取りを極力電話にする(メールを出しても電話で話す)
・公民館の活動に参加
・博物館や美術館の活動に参加
・オンラインゲームでチャット
・ネット講演/勉強会などで質問をする

すぐに始められそうではあるが、長続きするかという点では自身がない。十数年前の休職からの復帰時には、博物館の友の会の行事に参加していたが、それも月1回程度なので、効果を得るには上記のいくつかを組み合わせる必要がある。

一方、これらの活動には人間関係上のストレスを呼び込むのは当然で、それが"薬"として作用するのだろうけど、その"副作用"としてのストレスに耐えられるかという点が問題。お客さんとして参加する場合なら問題は少ないだろうが、"負荷を与える"ためには運営側としての参加が必要でおそらくハードルは高い。

できない理由を心配していても前には進めない。まずは"お客さん"としての参加から何かを始めたい。