ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

再び写真に取組む

子ども達が小さい頃は一眼レフカメラやコンパクトカメラを使って沢山の写真を撮っていた。と言ってもフィルムカメラの時代なので枚数には制限があって、1回のおでかけで36枚撮り1本程度。撮影シーンを厳選している感覚はなかったが、撮りたい写真は撮れていたように記憶している。構図や露出も考えてはいたものの、シャッターチャンスが最優先だったからかもしれない。

その後、カメラはデジタルになりどんどん高機能化がすすんだが、当然ながら子どもたちは大人になり、写真を撮る機会は激減、写真からも離れていった。沢山撮っていた頃には、写真が好きなのだと思っていたが、実際は子ども達との楽しい時間の記録を残したいという気持ちのほうがずっと強かったのだろう。

一方でモノとしてのカメラへの関心は続いているし、構図と露出に悩みながら写真を作る作業の楽しさも知っている。また、現在の生活があまりに家ナカ中心であることから、外に出る趣味を持つことの必要性も感じていて、その案のひとつとして写真がある。

形から入るタイプなので、カメラを買って始めようかとも考えるが、安くはない買い物なので、一歩が踏み出せずにいる。もともとの色弱に加えて老眼が進んで"見る力"が低下している現状で本格的に写真を楽しめるのかという心配もある。更には自分に向いていないという自覚のある"創造"に耐えられるのかという心配もある。でも、それを乗り越えることができれば、難しいが故に長く楽しめる可能性も感じている。

悩んでいるだけでは先に進めない。まずはスマホのカメラから始めて見ようと思う。