ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

集中豪雨で冠水

昨日の午後6時頃、猛烈な雨が降って、家の前の道路がかなりの深さで冠水した。

遠くから聞こえ始めた雷が徐々に近付いてきて、猛烈な雨が降り始める。ちょっと複雑な問題について(K)と話をしていたため、状況に気付くのが遅れ、ゴミ出しに行かなくちゃと準備を始めて、家の前の道路が冠水して川のようになっていることに気付く。軽自動車のタイヤの中心を越えたぐらいの水深があり、エンジンを止めたら水が入って動けなくなるであろう状況。歩道は数㎝の冠水、駐車場の半分ぐらいまで水が来ていて、車が強行突破するたびに水があふれて駐車場を越えて家の敷地に水が届く状態。

天気アプリの雨雲レーダを見ると、真っ赤な表示の豪雨を降らせる雲が市内中心部を覆っている状態。大雨の情報なんかあったっけと確認すると大雨注意報しか出ていない。後になって6時半頃に大雨警報に変わったが、おそらくは雲の状態の急変だったため予想で来ていなかったのだろう。アプリへの反映は遅れて7時過ぎだった。

そうこうするうちに、キッチンのシンクからゴボゴボ逆流する音が出始める。(K)が報道で見たレジ袋に水をためてふたをするやり方で対策。キッチンに続いて、風呂、トイレ、洗面所と逆流が始まり、順次ふたをすることに。ふたをするとゴボゴボ音は消えるのだが、少しずつ水が漏れて上がってくるのが不気味な感じ。

トイレは水袋でふさがってしまったので使えなくなる。緊急用トイレキットの出番だが、まだ使ったことがない。二階建てならば二階のトイレを使って緊急用キットが使えるのだが、平屋なのでそうはいかない。ペットボトルお茶の段ボールを使って簡易トイレを準備。ちょうど催してきたので使ってみたが、うまくいった。

同じ対策を母屋に伝えに行ったが、下水管の深さや本管との接続方法が違うためか、逆流は起きていない。水袋のふたの作り方と簡易トイレの使い方を教えて、逆流が起きたら対応するように伝えて家に戻る。

次男が仕事中でもうすぐ帰宅する時間なので、状況を知らせたいのだが、auの大規模障害で家にある端末は圏外になっており、まだ使えなさそうな状態。仕方がないので固定電話を掛けて呼び出して話をするという30年前のやり方で伝えた。7時過ぎに帰宅。川のような道路を突破して駐車場に上がってきて一安心。

この頃から雨がやんで、8時ぐらいから水が引き始める。道路の向かいの新聞配達店は水路に面しているためか、地面と同じ高さの作業場に浸水している様子で水を掻き出しているのが見えた。9時頃には冠水もほぼ引いて道路の両脇だけに水が溜まっている状況。排水の逆流も水袋を外してもゴボゴボ音がしなくなり、少量の水を流すと流れていくことを確認。順次水袋をはずして、家の中も復旧した。

ここまでの現象は初めてでかなり緊張したが、水害の初動訓練ができたのはよかったなと思う。変な姿勢で簡易トイレを使ったため、腰が痛くなっているのが現時点で確認できている被害。外の様子を調べてみたいのだが、腰が伸ばせない状態なので、すぐには出かけられないのがもどかしい。