ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

MX Linuxで好奇心の復活を目指す?

好奇心が減った問題を考えていて、好奇心が最大だった時を思い出してみた。

仕事でいえばHMTのライセンス生産を担当していたときで、変速機そのものの技術はもちろん、ASTMやMILなどの米国規格を果てしなく学び、ライセンス元工場に2回も出張して質問攻めにしたりした3年ほどの期間だったと思う。

プライベートでは、GentooLinuxを運用していた時期の後半2年ぐらい。あらゆるソフトウェアを自分でビルドし続けるDistroなので、ビルドエラーが出るたびにそのパッケージの機能、ビルド方法、エラー回避方法を探すべくWebをさまよい歩き、さらにはソースコードを読んだりして、知識をぐんぐん身につけていた。

そんな環境に戻れば好奇心が復活するかと考えてGentooを調べてみるとWeb上の記事は相変わらず少なくて、DistroWatchでも50位前後、ユーザはいるが栄えているわけではないぐらいの状況みたいで、結構、苦しかった運用がさらに苦しくなっているようにも感じて、やっぱり無理かもという気分になってしまった。

では何が1位なのかとみてみるとMX Linuxという知らないDistroだった。Debian系の2種類のDistroが統合されたものでXFCEがデフォルトらしい。Youtubeでの紹介動画では、デスクトップとしての快適さを残しつつも、Linuxらしさが残されていて中級者がLinux感を楽しめる点が人気の理由だと解説されていた。使いやすいDebian、あるいは初期のUbuntuに近いのかもしれない。

使ってみようかとも考えたが、Ubuntuと何が違うかを考えると二の足を踏んでしまう。UbuntuGNOMEXFCEの操作感の違いは楽しめるかもしれないが、設定が一通りまとまる2週間ぐらいの間で楽しみも終わって、後はいつものブラウザとエディタと端末を使う生活に戻るだけだろうなと予想できててしまう。こういう気分に陥ることが問題だからと考え始めたのに、また同じ考えに戻ってしまっている。

現状維持では変化は得られない。まずはKVMを使ってMX Linuxを試してみるという作業を通して好奇心の復活を目指そうと思う。