ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

TwitterでHardCoreに働く

Twitterの人員削減が極限まで来ている。半数を解雇した後、残った人に対してさらに、HardCoreに働く気がないものは先週末を期限に退職せよという話。

ものを作り上げていくには少人数による猛烈な働きが効率が良いことはわかる。自分の勤務先も業種は違うが、猛烈に開発していたころにはほぼ現在の半分の人数で朝8時から夜の10時まで働いていた。仕事の効率という観点だけで見る限り、現在のワークライフバランスに配慮した働き方よりもアウトプットが多かったように思う。コミュニケーションを取りながら2人でやる場合よりも、1人が全部抱えて長時間勤務でこなすほうがコミュニケーションコストの分だけ効率は高まる。特に年俸制で残業代という仕組みがないアメリカでは、金銭面でも経営効率が良いかもしれない。

しかし、都合よく猛烈に働く人が残ってくれるかという点が問題で、金銭的な報酬だけではそういう人を集めるのは難しいだろう。猛烈に働いて開発するに値するサービスに生まれ変わるという点に納得させることができるのか?外から見ている限りはそこが見えてこない。

それ以前に、ユーザ側から見るとこれまでのTwitterは失われてしまうことはほぼ確定している。新しいTwitterの構築が成功したとしても、ユーザにとっての居場所が戻ってこないという点が本当に重要な問題で、まだ明らかな問題にはなっていないが、もう終わった話なのかもしれない。