ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

Roadsterに乗る最後のチャンス

車の冬タイヤへの交換のためにディーラーへ行った時に、セールスの人からRoadsterはもういいんですかという話をされた。初代が発売されて以来、乗りたいとは思ってきたのだが、そんな余裕はあるはずもなく自分としては珍しい"夢"という扱いだった。今だって余裕はないが、あと2年で退職金が入ってくる。このチャンスが資金という面でも、体力という面でも最後のチャンスであることは間違いない。

若いころはいくらでも運転ができた。休日はあてもなく車で出かけて、行ったことのない場所を探して地図を埋めていくことが楽しかった。今はまず体力の限界がある。運転できるのは長くて2h、それ以上は集中力が落ちて運転に不安を感じ始める。今乗っている車がAT車なので楽しむよりは仕事のような感覚があって疲れやすいのかもなとも思う。MT車に乗って変速操作が加わり車との対話的な要素が出てくれば疲れ方も変わるのではという期待はあるが、単純にもっと疲れるだけかもしれない。

残価設定ローンを組んで3年で手放すとしても200万円かかる。諸経費も足して月8時間乗るとして計算すると1時間1万円の高価な趣味になってしまう。レンタルならありうる価格だと思うが、3年分だとすると高すぎるのは間違いない。

別の問題として、Roadsterに乗っている人が同年配の人ばかりということもある。車に思い入れのある世代でお金の余裕を考えるとそうなってしまうのだが、そのカテゴリの一員として自分が見られるのはあまり楽しいものではないが、現実としてじじいなのだから受入れるしかないのかもしれない。

最後のチャンスであることは間違いないので、後悔しないためにももう1回だけは試乗してみようかと考えている。