ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

孤独感

元旦の昼は、ひとりでリビングでぼーっとしていた。(K)と長男は買い物、次男は虫探しで関西方面に日帰り旅行に出かけていて、眠そうにしているノエルも段ボール箱に潜っていないみたいにしていた。その時ふと自分が孤独であることが実感として込み上げてきて不安な気分になった。それも家族が帰ってくると一気に薄れてしまう一時的なものだったが、初めての感情だったように思う。

まだ定年までには5年あるのだが、仕事は完全リモートワークで、わずかの電話を除けばほとんどがメールのやり取り。一昨年に異動した今の職場の上司や同僚とは数日しか一緒に仕事をしておらず疎遠ではないものの親しいわけでもない。高校、大学時代の友達ともメンタル不調以来遠ざかっていて、家族以外に雑談のできる相手がいない状態がもう10年以上続いている。

現状は家族との繋がりで何とかなっている感覚はあるが、定年以後はずっと長い時間をひとりで過ごすことになる。家以外の自分の居場所的なものを探し始めなければとも思うが、仕事を探すか公民館の講座や博物館の友の会程度しか思い当たらない。今から活動を始めようかとも考えるが、現在は使える時間が少なくてまだ動けないなと思う。家族がいるので政府が始めた孤独対策の対象にはならないだろうけど、これから出てくる施策には乗っかることができるものもあるかもしれないなと少し期待している。