ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

カメラ選びで悩む(その3)

近所のカメラのキタムラに行ってきた。この店は富士フィルム推しのようで、X-S10、X-T5、X-H2、GFX50Sの4台が並んでいた。オリンパスは旧型のE-M1の在庫処分とOM-5、SONYはα7Cとα6600、キヤノンはEOS Kiss、ニコンはZ50とZfc。

短時間触った範囲では、OM-5が小型軽量で気楽に使えそうで良い感じ。ネットで良さそうと思っていたX-T5はやや大きく感じた。またX-T5のフィルムカメラ的な操作性もAEから別のモードに移行する際の操作の手間が多いという点に気付かされて、現物を触ることの重要性を感じた。

ボディについては理解が進んできたが、レンズも検討しなければならない。それなりのボディを選ぶならば、それなりのレンズが必要だろうと思って、少し調べてみると絶望的に費用がかかることが判明。通しでF2.8のズームレンズが20万円ぐらいして、単焦点も何本か欲しくなるとするとボディと併せて100万円コースになる。多くても週に100枚程度の写真を撮るための投資としては高額すぎる。100万円かけるならクルマのほうが良いかもという気分になってくる。

フィルムカメラ時代は、フィルムは誰でも同じものを使っていたので表現力の差はレンズの側にありボディ側は主に便利さを競っていた。その点は今も変わらないが、今はボディ側の表現力という要素が追加されている。それが価格によるヒエラルヒーに落とし込まれてしまうとお金でしか画質が得られないことがレンズとボディの両方にのしかかってくるになる。普通の道具を使っていても創意工夫で素敵な作品が作れる他の分野の趣味とは違って、お金を使わないと表現できない世界があるということ。

フィルムカメラの流行は、こういう部分に気付いた人からの動きなのかもと思う。