ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

カメラ選びで悩む(その4)

現在のデジカメという技術では、良い写真を撮るためにはレンズとボディの両方の品質が重要でそれらは価格のヒエラルヒーに乗っかっていて、すぐに100万円コースになりそうだということがわかってきた。

この問題は写真を撮り始める瞬間以後の品質を決めている。でも、それ以前の対象物に向き合うことやシャッターチャンスに出会うという別の難しさはお金だけでは決まらない。同じ場所からの風景を四季を追いながら撮るとか、1匹の猫の写真を撮り続けるとか、普段の移動の途中で出会った瞬間を逃さずに撮るとかそういう努力や難しさという要素がある。機材と機会の両輪で写真の出来が決まるのだとすると、機材にこだわりすぎる必要はないのかもなとも感じ始めた。

もうひとつは機材の時間軸を設定すること。写真を始める時にはボディにお金をかけてレンズは普及品を買っておく。資金が溜まってきたらレンズを追加していくという当たり前のやり方。最終的な合計額は100万円コースなのかもしれないが、機材と機会の両輪なのだと考えると妥協点から始めても良いような気がしてきた。逆に機会を優先すると小型軽量な機材が有利で、費用を抑えることができるかもしれない。

どんな風に写真を撮りたいのかをもう少し考えて、機材を選ぶところから考え直してみようと思う。