ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

父のデイサービス拒否

昨日の夕方に母屋に行ったら、父がもうデイサービスには行かないと言い始めた。お金をかけてまで行く内容ではないという主張で、他人と話をしたり、共同作業をすることによる脳の活性化により認知症の進行を止める効果への理解が抜け落ちた状態。なぜ行ったほうが良いかの効能や医師の勧めもあることを説明するが、受入れない状況。デイサービスで何かあったのかと聞いても何もないとのこと。何らかの理由で調子が悪いのだろうと判断して、説得はここまでにする。

母が今回は父が言い出した話で自分は関係ないが、父のやりたいようにさせてあげるべきではと言い出したので、認知症により考える力が衰えているのだから、任せていては適切な判断ができない。デイサービスをやめたら症状が進行して着替えやトイレなどのいつもの作業ができなくなっていって大変なことになると説明する。その説明の過程で、デイサービスが週4日になったから母の体調が良いのだという気付きがあって、自由にやらせるべきという主張が引っ込んだ。

もう一度、デイサービスは治療として使っている話をしたら態度が軟化して、やっぱりデイサービスに行くという話に収まった。

帰ってから(K)に話すと、認知症の人は忘れてしまうので説得して納得させるのは良くないやり方で、説得されたという負の感情が残ってしまうので、その場では軽くいなして話題を変えてしまうのが良いやり方らしい。でも話を聞いてもらえなかったという感情が残るような気もするのでそれもどうかなとも思う。まあ、正解がある話でもない。

(K)と話したが、デイサービスの日に母がグラウンドゴルフなどに出歩いているのがうらやましいとか、僕が出社を再開しているために夕方に話をする回数が減っていることの不安など、別の要因が本当の理由なのだろうという結論。