ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

foobar2000への移行

頭の調子が良くないのに、負担のかかることを始めてしまう典型的な例。2、3日後に疲れがくるので要注意。

楽曲データはiTunes@Windowsで管理してきたが、サブスクリプションが普及していく現状からiTunesの存続に不安を感じたのでfoobar2000に移行することにした。問題はいくつかあったが、いずれも何とかなった。

(DRM)
最初の問題はAppleDRMのかかった楽曲。楽曲はAAC(*.m4a)で統一してあるのだがいくつかのファイルが*.m4pになっていてfoobar2000では再生できない。2009年以前にiTunesで買った楽曲はこの拡張子でDRMがかかっているらしい。*.m4aに変換するアプリやWebサービスはあるのだが、どうみても著作権的にはブラックなので使わずに、今後も聞きたいものをiTunesで買い直すことで解決した。今は1曲225円で7曲で1575円の出費。

(プレイリスト)
次の問題はプレイリスト。iTunes上でレートの★を付けて★の数で自動検索するプレイリストを使っている。これを、iTunes上でファイル--ライブラリ--プレイリストをエクスポートから拡張子*.m3u8形式で取り出す。foobar2000上でFile--Load Playlistから取り込むとプレイリストとして表示され再生もうまく行った。

(全曲リスト)
foobar2000では左半分に楽曲のデータベースが表示されるのだが、そこからは直接には再生できない仕様になっていて、使い方がわからずにとまどったが、データベース左上の全アイテムを示すアイコンを右クリックしてNew Playlistを作成するとそれが全曲リストになる。これをベースに楽曲の管理をしていけば良さそうにみえる。ただしこのリストはアーティスト順なのだが、アルファベットの並びは正しいが、日本語は漢字の音読み順になったりフォルダ構造に引き摺られた順序になったりしていて使い勝手が良くない。楽曲データによってはプロパティにArtistSortOrderというプロパティがあってそこにふりがながはいっているのでこれを使えば並べ替えができそう。File--Preference--PlaylistViewにコラムの追加機能があるので、ArtistOrderというコラムを%ARTISTSORTORDER%という内容で追加した。全データが見えてみるとかなり不完全であることがわかったのだが、このプレイリストが管理の基本なので、気長にメンテナンスしていくことにした。

(レート管理)
iTunesではレートの★でプレイリストを作っていたので、これをfoobar2000でも再現したい。調べてみるとYahoo知恵袋に情報があって、Preference--PlaylistViewでRateのUserColumnを$repeat(★,%rating%)という内容で作成し、各プレイリストのコラム部で右クリックしてRateの列を追加する。あとは★★のプレイリストで全曲を選択してRateに2を、★★★のプレイリストで全曲を選択してRateに3を入力すると全曲プレイリストにもそれが反映される(★ではなく数字を入力)。今後は少し面倒だが3つのプレイリストを管理していくことになる。

具体的には曲が追加されたらデータベースからdrug&dropで全曲プレイリストに追加してRateを設定し、Rateで並べ替えて、★★と★★★のプレイリストを作り直してArtistOrderで並べ替えてエクスポートし、スマホに反映させるという手順。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1277096912

(ReplayGain)
foobar2000を導入したもうひとつの目的はReplayGainを使うこと。スマホのアプリPowerAmpでは、再生時音量のばらつき調整をReplayGainという仕組みを使って行なっているため、楽曲データにReplayGainのタグを埋め込む必要がある。そのための代表的なアプリがfoobar2000だということ。左半分の全アイテムを示すアイコンを右クリックしてReplayGain--Scan per-file track gainからReplayGainを起動してスキャン、反映させて完了。

(PowerAmpでのプレイリスト読込み)
(1)*.m3u8形式でプレイリストをエスクポート。
(2)Androidのダウンロードフォルダに保存。
(3)PowerAmpの設定--ライブラリ--プレイリスト--システムライブラリからのインポート
自動的にプレイリストを探してくるのでインポートする。(まとめ)

これでiTunes代替環境が構築できた。foobar2000の存続はわからないが、20年以上継続しているし、最近ver.2に上がったりしているのでしばらくは大丈夫のはず。