ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

20年前に性能試験のゴールポストを動かされた話

さっき夢うつつの中で、突然、嫌な記憶が蘇えってはっきりと目覚めてしまった。

約20年前にある機械の性能試験を行なっていた。機械を稼働して1時間後にある部分の温度が決まった温度以下になっていることを確認する試験だった。従来とは構造を大きく変更していたため1時間の間に温度が安定(サチュレート)することはなく右肩上がりのままだったが、温度は規定値内に収まっていたので判定は合格になるはずだった。ところが試験部門が、温度が安定しないから不合格と言い始めて結局は不合格になってしまった。

開発を担当する拠点が変更になって、考え方を見直したという理由だが、それならば試験を始める前に判定を変えねばならない。当時の自分には異を唱えるだけの知識や能力が不足していたためうまく対応できなかったが、思い出すと腹が立つ。

今更どうしようもないのだが、こういう記憶は封印できたらなと思う。