ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

父のデイサービスで新型コロナ感染者

昨日、父が通所するデイサービスで利用者とスタッフの両方に感染者が出たとの連絡があった。とりあえず昨日は休んで、月曜日にその後の状況の連絡をもらって以後の通所を検討することになった。

去年、感染者が出たときには保健所の指導に従った対応をしていたようだが、今回は保健所は関わっていないらしく、施設の説明も深刻さがなくなっていたとのこと。すでに新型コロナの5類化は実質的に始まっている模様。ただ、高齢者が多数亡くなっている状況での高齢者施設のこの対応は良くないようにも思えるが、すでにルールは変わったという扱いなのだろう。

この変化が、"高齢者が亡くなるのは仕方ない"という概念を強く普及させて、終末期医療の形を大きく変えるような気がする。新型コロナで亡くなっても仕方ないのならば、他の病気で亡くなるのも仕方ない。病気で衰弱して亡くなっていく姿を見ることが日常になれば、延命治療をやめるコンセンサスも得られやすくなっていくはず。10年後には医療機関の余剰が問題になっているかもしれない。

亡くなる当事者や苦しむ姿をみる家族は災難だが、もう十分生きたと感じている人も多く、あっさり受け入れられていくような気がする。少なくとも自分にとっては受入れ可能だなと思う。