ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

除雪機の燃料コック

シーズンが終わったので除雪機を片付けた。といっても錆防止のために燃料を満タンにすることと燃料コックを操作するだけだが、初めてだったので、少し戸惑った。

ヤマハの除雪機は燃料コックという切り替えバルブが付いている。4ポジションあって、"運転"は稼働中の位置、"停止"は燃料供給を止める位置、"キャブ"はキャブレター内の燃料を排出して燃料受けにドレンする位置で、"ホース"はそのドレンした燃料をホースから排出する位置という説明がある。運転休止時には、まず"キャブ"位置に合わせてしばらく保持して"ホース"位置に移動することになっている。

実際にやってみると、"キャブ"位置に合わせた時点で既に排出ホースからポタポタと燃料が漏れ出てくる。5分で盃一杯ぐらいになりそうな勢いで、ガソリン携行缶で受けてやる必要がある。5分経過しても止まらないのでこれは異常なのかもと心配になる。試しに"ホース"位置に合わせてみると盃半分程度の燃料がちょろちょろと出てくる。一旦、止まるがしばらくすると"キャブ"位置よりは勢いが弱いポタポタが始まる。ポタポタが止まらないと長い時間をかけてタンクの燃料が全部漏れ出してしまうのではないかという状況になっている。

故障だとすると、バイク屋に修理を依頼することになるので、状況を正確に把握するためにもう一度、同じ操作を再現してみると、"キャブ"位置で5分経過したあたりで、出てくる燃料の勢いがなくなって止まりそうになり、"ホース"位置に切替えて1分ぐらい経過したところで漏れ出しが止まった。しばらくそのまま待ってみたが、もう漏れることはなかった。

漏れ出しが止まることがわかっている人にとっては、ただ数分待つだけの問題なのだが、初めての自分には悩ましい時間になった。