ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

PENTAX K-3 III monochrome

PENTAXからモノクロ写真しか撮れないデジタル一眼レフ K-3 III monochormeが発表された。ファンミーティングでの提案を受けての開発とのこと。事前情報もあったのだが、実現するとは思っていなかった。

PENTAXはミラーレス一眼は作らないと宣言し、大市場は追わないと決めている。さらにマイナーな市場に向けてモノクロ専用機を出したわけだが、経営は成り立つのか心配になってくる。これまでも他メーカに対して1桁少ない生産量だったものが2桁以上少なくなるはず。ライカのように高価格少量生産で採算を取る商売をPENTAXブランドで成立させる努力は報われるのだろうか?カメラだけで成り立たなくてもよいRICHO傘下になったからこそできるやりかただなと思う。

モノクロ写真好きで色弱の自分にとっては、おもしろい選択肢。光学ファインダーでフィルム写真時代のように想像しながらモノクロ写真を作るのは楽しい作業かもしれない。でもボディで33万円、ちょっと良いレンズを付けると50万円超という価格にはびびるが、ミラーレス機でもそれなりの機種を選べば10万円安い程度のはず。しかし、何を撮るかよりも何を買うかが先立っては、うまくいかないような気もしている。