ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

小田島隆さんがなくなった

田島隆さんがなくなった。

小田島さんのコラムを最初に読んだのは、自分が20歳代の頃のBNNというコンピュータ系の文芸誌だった。記憶があいまいで文芸誌という分類が正しいかが不明だが、技術的な内容ではなくて、思想や文化を扱う雑誌だったはず。当時から小田島節全開で、いろいろなものをぶった切っていたような気がする。

その後、自分にとっては長いブランクがあって、日経ビジネスの連載で再会するといつの間にか大物になっていて驚いた。日経ビジネスで書いているというのも意外に感じた。自分にとっては好きな雑誌から休職を経て嫌いな雑誌に転落していたその雑誌に、小田島さんが書くなんてという第一印象だった。こういう雑誌を読む人こそ変わっていくべき人達だと思っていたのかなと想像する。

個人としての小田島さんがいい人だったかはわからないが、自分にとっては"いい人から死んでいく"を再確認することになった。ご冥福をお祈りいたします。