ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

図書館、本屋で本が選べない理由2

昨日は本が選べないのは加齢によるものかという話を書いたが、別の原因を思いついた。

事前情報なしに本が選べなくなっているのではないかということ。物理的な本を見ても背表紙には題名と著者ぐらいしか情報がなく、平置きでも帯のコメントまで。読書欄や読書サイト、Amazonの検索結果の概要から選ぶことに慣れすぎてしまった身には、少ない情報から選ぶことがばくちのように感じてしまう。更には、読書に充てる時間は最優先ではない限られた時間なので、読むのなら外れは引きたくないという気持ちが強い。こういった状況が外れを引きにくくするための仕組みであるレビューを求めることになる。

読むことでレビューの答え合わせをしているというほどではないが、レビューがない本とは出会うことができない状況にある。無限に時間を使えないのだから仕方ないのはわかっているのだが、図書館や書店での出会いの経験を失うことは本当に仕方ないことなのかと思う。

この先、年金生活に入ると図書館の重要性が高まる。その日のためにも本選びのスキルを復活させる必要がある。