ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

街とその不確かな壁 村上春樹

内容についての情報を全く持たずに読み始めたら、何となく既視感のある内容に戸惑った。"世界の終りとハードボイルドワンダーランド"に似ている。内容はあまり覚えていないのだが、似ていることだけはわかった。Kindleで読んでいたため最後まで気付かなかったが、巻末にあとがきがあって、"世界の終りとハードボイルドワンダーランド"を書き直した本だと明かされていた。

"世界の終りとハードボイルドワンダーランド"を読み直そうかと文庫版を取り出してみたら、文字の小ささに驚く。2006年頃の購入のはずだが初版が1988年で、この頃の文庫はまだ文字がかなり小さかったのだった。電子版を購入するかあきらめるかを思案している。