ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

Emacsに戻ってみる

日常使いのエディタにはVimを使っていたが、Emacsに戻ってみることにした。

Windows環境での現在のEmacsはアウトラインモードでの階層表示記号を"*"以外に変更することができないというバグがあり、Markdown風の"#"での運用ができないという問題があってVimを使っていたのだが、VimのモードとIMEのモードとの複雑な関係に疲れてきたのでEmacsに戻ってみようと思った次第。

普通のGUIのエディタでも良いのだが、編集時のカーソルキー連打が指や手首の負担になるし、最近では連打がそのまま手首周りの震えにつながってしまうこともあってカーソルキーを使わなくても良いVimEmacsを使っている。

数か月ぶりにEmacsに戻ってみると、キーアサインをかなり忘れている。Vimならこういう操作があるので、Emacsにもあるはずと思って探すが見つからない。Vimはモード切替えの不便さを補うために機能が多くなっているが、Emacsではモードなしなので細かい機能が不要で存在しないということらしい。オランダ人の開発した繊細なVimアメリカ人の開発したおおらかなEmacsという性格の対応があるように感じるのが面白い。

Emacsに戻るということはWindows環境でEmacsが使えるようにする必要がある。前述の通り本家Windows版は使えないので、WSLのCLI環境かGUI環境のいずれかになる。GUI環境ではCtrlキーの入力が不安定という問題があり、CLI環境ではIMEの変換中文字列が正しく表示されないWindowsTerminalのバグがあってCLIでLEIMが唯一の選択肢。今更感のあるLEIMだが、Emacsが動けばどこでも使える点は強い。

とはいえやはりしんどいのでWindowsは諦めてUbuntuに移行しようかと思案中だったが、CLI版からはブラウザへのCopy & Pasteがうまくいかないことが判明。やはりUbuntuに移行するしかなさそう。