通勤を再開して電車内で過す時間が往復で2時間以上あり、その時間を快適に過ごすためにノイズキャンセルイヤホンを使っている。もう5年ぐらいSONYのMDR-EX31BNを使っているのだが、直近の3年程は在宅勤務だったので、久しぶりに使っていることになる。
基本的にはノイズキャンセル耳栓として使っているのだが、音楽も聞く。スマホにライブラリを置いて、PowerAmpというアプリで再生している。通勤再開後、その音楽が曲によって音量が大きく変化するという問題が起きている。音が小さい曲はボーカルの声が高めの曲が多いように感じるので高音が聞こえていないという問題のような気がする。また、在宅勤務以前は問題を感じていなかったので、この3年間の変化が原因ということになる。
1つめの考えられる要因は自分の耳の機能低下。高い音が聞こえづらくなったために、高音成分の多い曲の音量が小さくなっているというもの。この現象は間違いなく起きているはずだが、自室のUSB DACにスピーカをつないだ環境では音量変化をあまり感じない。問題への寄与度はあまり高くないのかもしれない。
もう1つの要因はノイズキャンセルイヤホンの劣化。時間も経過しているし使わなかった期間も長い。高音成分の出力が大きく低下している可能性がある。ただし家で聞く分には音量の変動はあまり感じられない。マイクの取り込みがおかしくなっているといったノイズキャンセル機能と複合した問題なのかもしれない。
とりあえずの対策として、ライブラリにReplayGainという音量調整のためのタグを追加して再生音量を均一化したので、まずはこの評価がどうなるかを連休明けにテストすることになる。ただ、改めて聞いてみるとMDR-EX31BNで聞く音質はあまり良くないことを再認識したので、新調しても良いかもしれないと感じている。
