ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

ブログが書けない その2

この前の記事では出社するようになった変化の体力面への影響を検討した。でも、体力低下だけではここまで頭の活動が低下するようには思えない。問題はもっと根深いように感じている。

ブログで言えば書く気力の問題よりも、書きたいことがまったく浮かんでこない。Webサイト巡回では読みたいと感じる記事がみつからないし、難しい記事ではなくても内容が頭に入ってこない。休日のちょっとした掃除なども億劫になり、すぐにごろ寝したくなり眠るわけでもなくぼんやりと時間を過すことが多くなっている。これまで楽しみに感じていたこと全般への関心が低下している。頭が疲弊して活動が止まっている感じと言えるかもしれない。過去の経験からすると、これは鬱状態の始まりの症状だろう。ストレスへの反応が起きている。

主なストレス源は職場であることは明らかで、複合的なストレスが積み重なっている。在宅勤務から出社に切替わったことが直接の変化だが、3年間の在宅勤務の間に、元々所属していた職場が別の職場と統合されていて、その異動に起因するストレスが時限爆弾的に今、強烈に発生している。新しい上司や同僚との人間関係構築も大変だし、定時退社する自分を毎日晒してそういう人間であることに慣れてもらう修行も厳しい。何故そういう働き方なのかと問われる可能性と個人情報を盾にそれをかわすことができるかというスキルの自信のなさにも不安がある。

そういう職場の基本的なストレスに加えて、就業時間の10%もの時間を使って行なわれている改善活動への参加の負担が結構重たい。QC活動にも似てはいるのだが、業務の多様性という面でほとんどバラバラの職場でなんとかベクトルらしきものを探して小集団活動で改善することはとても難しい。やるべきことの難しさに加えて、ここでも本来の職場とは別の人間関係が生じて毎週のミーティングで顔を突き合せねばらならい。ついでに言えばこの活動内容にはほとんど関心が持てなくて、どうでもよいことに関わらざるを得ないというストレスも加わっている。

これまでは、職場のストレスを感じると、このストレスが給料の源なのだと割切ってきたのだが、現在の状況はその許容限度を大きく越えている。これが鬱状態を招いているのだろう。