ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

母がスマホを始める

82歳の母がスマホを始めた。

週3回通っているグラウンドゴルフの同じグループの高齢の女性たちがスマホを使っていて、特に母より2歳ぐらい年上の女性がスマホを使いこなしているのを見て、あの人にできるのなら自分もできるかもと感じていたらしい。

直接のきっかけは今使っている携帯電話が不調になったため、電話販売会社の店舗に行って直してもらった際に、0円で端末が買えて毎月の費用も下がるという話を聞いてきたこと。この話はその後、説明を聞きなおしたら1年後に料金が上がる前提で魅力がないことが判明したため、やっぱりやめることになった。

そこで、僕の古いスマホに在宅勤務になって回線を使っていないiPad用通話なしSIMを入れて練習してみたらと渡してみた。文字入力などちょっとした壁にぶつかるたびに、「やっぱり無理なのでやめる」と言い出すのだが、どうやるかを説明すると思い直して挑戦するというサイクルを繰り返している。本格的に乗り換えるとIIJmioなので月額料金が一気に下がる点も頑張る原動力になっているみたいだ。

数年先にガラケーがなくなってからスマホに乗り換えるのはさらに困難になると予想されるし、携帯電話なしになってしまうと、自動車運転免許返納以後の送り迎えが大変になるので、このまま使えるようになってくれればと期待している。一方、詐欺SMSに引っかかったりする心配事が増えるという背反もあるのだが、今後、様々なサービスがスマホの存在を前提として、スマホが一番有利になっていくのはまちがいなさそうなので、このまま進めてみようと考えている。