ふるきのガベージコレクション2

脳内を通り過ぎたイメージの残骸の記録

写真を始める

元旦の今年は何をするかの記事で、写真を始めたいがほしいカメラが品薄と書いた。その後も品薄なのだが、それ以前に本当に写真を撮りたいのかという点に自信がなくなっていた。写真が撮りたいのではなく、高性能のカメラを所有したいだけなのではないかという疑問が湧いてきたこと。

それならとスマホカメラでいくつか写真を撮ってみた。結果として、冬枯れた田んぼのさみしい風景とかどんよりと曇る空の暗さとかの表現は難しいことがわかった。おそらくはスマホカメラの開発者の想定外の写真タイプなのだろうし、再現性のある設定調整ができないという点にも問題がある。そういう表現に対応できるのはこういう写真作りも幅広く想定している高性能なカメラなのかもしれないし、高性能カメラでも想定されていない種類の写真で、そういう難しさにこそ写真の楽しさの本質があるのかもしれない。

このテストで自分が何を撮りたいかがわかって、そのためにどんなカメラを準備すべきかが理解できたような気がする。特にデジタルカメラは開発者が想定している範囲から外れるとうまく撮影できなくはずという気付きは重要で、作例写真が自分の撮りたいものになっているかという観点で機材を探し直そうと思う。